英語の発音を理解することと自分の発音について自信を持つこと




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目次

英会話には「経験値」がとても大切

英語を話す上で大切かつ必要なものというのは、何より経験です。実際に自分で経験した話した、会話した、コミュニケーションが取れた、などのそれぞれの経験の積み重ねが自信になり、英語力のアップにつながります。その実体験が英語学習において良い循環を起こし、モチベーションになるので、大切にしなければなりません。

英語に関する知識やルールももちろん大切ですが、頭の中で勉強し、一人でつぶやいて文章を暗記したところで、それは単なる知識でしかありません。知識をしっかりと使えてこそ意味があります。トライ&エラーの繰り返しで英会話の経験を積み、慣れることが第一です。

文法が間違っている。時制も間違っている。なんて気にせずに実際に話すこと。聞くこと。大切です。これこそが自分にとっても英語能力の糧になりますので、経験することを十分意識しながら取り組んでいきましょう。

英語における自信の持つチカラ

英会話に限ったことではありませんが、自信をもって物事を取り組むことは非常に大切なことです。自分に自信がなくネガティブな人はそれだけで、消極的でコミュニケーションを取りづらく見られガチな傾向になります。もちろんそれがすべてではありませんが、特に日本人は「間違いを恐れる」人が多く、消極的な人が多いです。

英会話においても、この消極的な態度は非常にもったいないので、まずはコミュニケーションをとること。会話をすることに対して意識を変えていくことも非常に大切な事柄になってきます。

マンツーマン英会話で得た妙な自信

#Yさん 30代 男性

私は30歳目前にして中学二年生で挫折した英語に興味がわき、マンツーマンの英会話スクールに通うことにしました。中学二年生という早めの挫折により、ほぼ英語を勉強していなかった私の実力は、ご想像の通り悲惨なものでした。
「How are you?」と聞かれたら答えは「I’m fine thank you,and you?」としか答えられなかった私は、典型的な「英語を話している自分に恥ずかしくなる日本人」。それでも、マンツーマンであることが恥ずかしさを軽減させたのか、友人のことや好きな海外ドラマのことなど、目の前にいる外国人に何とか伝えようと知っている単語を発すると、案外理解してもらえ、不思議と相手の英語もなんとなく理解ができるようになりました。
100%お互いの意思疎通ができているかといわれると、そうではないと思いますが、2人の間ではコミュニケーションが成り立ち、英語での会話が成立しているのです。「なんとかなるんだ」と英語でのコミュニケーションに妙な自信がわきました。
いわゆる教科書に沿ったものではなく、コミュニケーションからなじんでいく英語。好きな海外ドラマを見ていても、聞いたことのあるフレーズを1つつかめると、英語がしゃべれる人になった錯覚に陥りました。そうなると、不思議なもので、英会話でも英語を発することへの恐怖心はなくなります。
「今の自分の英語力では馬鹿にされるのでは?」と考えやすく、私もそう思っていましたが、そんなことはありません。私たち日本人が、カタコトでも日本語を一生懸命話そうとする外国人に対してバカにするような気持にならないのと同じなのだと思います。自分の思い以上に伝えようとしてはなった単語は相手に伝わります。その逆もしかり。…と、調子に乗って話した言葉が和製英語でぽかーんとされることもありますが、またそれもよし。一番の敵はいろいろと理由をつけて英語を発さなくなることです。

これだけ違うアメリカ英語とイギリス英語だけど、しょせん「方言」

英会話の勉強をしていると、英語の発音というのが気になってきたり、自分の英語がどういう風に聞こえているのか急に不安になることも少なくありません。

そうしたときに、あれこれ悩む必要は本来ないのですが、人間ですのでどうしても気になってしまうハズ。しかし、同じネイティブでも聞こえ方や発音が違うので、そういった視点でも英語を見てみてもいいのかもしれません。

こちらの「イギリス英語とアメリカ英語の違い」でも紹介させて頂いていますが、同じネイティブはネイティブでもこれだけ英語の聞こえ方は違います。

例)アメリカ英語


例)イギリス英語

詳しい違いはこちらの記事を見ていただくとして、単純に説明するならアメリカは巻き舌っぽく、イギリスは強いアクセント。といった感じになるでしょうか。

こういった違いを前に「どの発音が正解なのか?」「どの発音を勉強すればいいのか?」とさらに迷うかもしれませんが、大切なのは所詮”方言程度” と考えた方が楽でしょう。

日本語の中にも方言はありますが、日本語の上手い下手の区別はそこにはありません。強いて言うなら、方言によって出身がわかる程度です。英語でも同じようなことです。訛りや英語を聞けばどこ出身なのかなんとなく分かるくらいの違いと考えた方が幸せになれるでしょう。

自分の発音に自信を持つこと

英語の発音は所詮「方言」と紹介させて頂きましたが、方言を馬鹿にするような人と付き合うよりも、お互いのコミュニケーション自体を優先できる人と付き合ったほうがお互いのためです。

もちろん、発音は綺麗に越したことありませんが、そもそもネイティブじゃないので、あまり気にする必要はないのかなと個人的には思います。

ビジネスシーンや場所を考える必要なケースも、もしかしたら出てくるかもしれませんが、大切なのは、「自分の言葉で自分なりに伝えられること」で す。自分に自信をもって意見やコミュニケートをしていく。これが大切なのは英語も日本語も関係ありません。

発音云々よりも自分の伝えることに自信を持つこと。これがコミュニケーションの場において重要なことだと思いますので、発音についてはあまり気に せずジャパングリッシュと言われよう自信をもって会話していきましょう!

英会話は話した分だけ成長する

日本人は発音のキレイさや文法の正しさを求めすぎて、会話に積極的になれないでいるのが非常に目立ちます。実際に留学してみればよくわかりますが、中国や韓国の留学生は、発音がどれだけなまっていようと、文法がどれほど間違っていようと、どんどん発言し、会話に参加して上達していきます。

実際、文法が多少間違っていても会話は成り立ちますし、伝えたいという強い意志があれば、知っている単語やボディランゲージを駆使して何とかなるものです。日本に来た外国人旅行者のハチャメチャな日本語でもなんとか意味が通じてしまうのを想像して頂ければ、実感がわくと思います。

日本人が英会話で上達するためには、この「度胸」が足りない部分ですし、非常に重要な要素でもあります。間違えても、「What?」と聞き返されても、普通だと思うこと。母国語ではないので間違えて当たり前のマインドを持つこと大切です。

英語を話したかったら、間違えても恥ずかしい思いをしてもめげないという覚悟を持つこと。それから、どんどん英語を口から発すること。日本人は、特に日本人の前で英語で恥をかくことを恐れます。でも、外国人は日本人が気にするほど、日本人の英語の間違いを気にしていません。話してこその英会話です。