よく巷では、「聞くだけで英会話がしゃべれるようになる」「自然としゃべれるようになる」なんて甘い誘惑にも似た話がありますが、その前に気をつけたい事をまとめてみますので、しっかりと確認してからそういう話を聞くようにしましょう。
目次
英会話において「聞く」ということはとても大切
これは、もう説明不要かと思いますが、コミュニケーションというのは「聞く」ことから始まります。抽象的な話でも何でもなくて、相手の言っていることを理解してこちらもボールを投げる。これがコミュニケーションであり、相互の意思疎通の基本でもあります。
「聞くこと」
・コミュニケーションの出発点
・相手の言っていること、自分の伝えたいことのキャッチボール
というのがまず基本になります。なので、そもそも英語を聞けるというのは当然ですが、とても大切な事になります。
聞く
↓
考える
↓
伝える
「聞くだけ」で英語が上達するのか?
手っ取り早く、結論から申し上げると
耳はスキルUP、会話は努力次第
ということが言えるかと思います。
耳から入ってくる音とフレーズというのは、繰り返し繰り返し聞くことで、確かに聞こえるようになります。音楽においてもそうですよね。歌詞を見ながら洋楽を聴いていれば、音も認識できるようになるのと同じです。
慣れれば、英語は聞き取れるようになりますし、その聞き取りの能力も上述したように、とても大切なものであるのも確かです。
ですが、聞くだけで英語がぺらぺらになるのか?というとそれは少し拡大解釈でしょう。聞いていて話せるようになるのなら、リスニングの勉強を中学、高校、場合によっては大学まで勉強していたら話せるようになるはずです。
会話に必要なことは「会話の経験」
これだけみれば、至極当然のことのように思うかもしれませんが、聞くだけで、この経験は補えません。
日本語を段々と話せるようになった時と同じです。耳から入ってくる音(日本語)と意味を段々と理解しはじめ、カタコトで話始めるわけです。その間、多くのトライ&エラーを繰り返しながら、日本語を吸収していくわけです。
そこには、会話の経験と体験が常に存在しています。例外はありません。間違いや失敗の中で日本語を習得してきたプロセスは、英語を学ぶときと何も変わりません。
大事なのは、間違いを恐れずに体験、経験を積むこと
とはいえ、英語耳を最初に作るのは日本語を覚えるときと同じ
ということで、「聞くだけで英会話」というわけにはいかないことをご説明させて頂きましたが、それでも耳を鍛えるのは有効です。
はじめから会話の経験を積むといっても、相手が何を言ってるのか全然わからないでしょうし、わからなければ尚更モチベーションが上がらないと思います。なので、とりあえずは聞くだけ聞いて耳を鳴らすのもひとつの手段でしょう。
文法や単語がわからなくても、繰り返し聞いていればなんとなくフレーズと共に、英語の仕組みが分かってくることもあります。用は使いようによっては十分効果のあるものですし、雑音やBGMとして聞くだけであれば何も効果は生まないという類のものです。
使い方さえしっかりすれば、効果のある勉強方法になるでしょう。
参考>>聞くだけ 英会話