日本人は「英語が苦手」と思っている人が多いかもしれませんし、実際にそう感じているひとも多いでしょう。
ですが、発想を変えてみる、考え方を変えてみると、日本人にとって英語が一番覚えやすい環境にあるという事が言えるかもしれません。
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学校教育というベースがある英会話学習におけるアドバンテージ
学校教育の中でしっかりカリキュラムとして組まれている言語は英語意外他にありません。中国語やスペイン語を学校教育の現場で教えているところは稀でしょう。
学校教育でのリーディング・ライティング中心の勉強と実際の英会話におけるスキルというのは少し違ったものではありますが、英会話の基礎である文法や単語いったものを学校教育で学べるというのは、これでもないくらいのアドバンテージです。
中、高、さらには大学を含めたら6〜10年は英語を学ぶことになりますし、街には英語表記の看板や案内板など英語は溢れています。 映画やロックやジャズなどの音楽の殆どはアメリカやイギリスなどの英語圏の国の文化です。
私たちの日常は話す機会はなくとも、実際は英語に溢れています。 ロシア文字やハングル文字、スペイン語などに比べてみれば、英語ははるかに多く目にするでしょう。
英語を話すスキルは結局慣れ
日本には実はそんなに英語は溢れているのに何故、日本人は英語を話せないのでしょうか?という疑問については、英会話というのは「慣れ」が非常に大きなウェイトを占めるということです。
また、間違えるのが怖くて初めから完璧を求めこと、積極的に意思表示をし自身をアピールするのが苦手と感じるが多い点については日本人の特性とも言えますが、日本語でコミュニケーションを取れているんですから、英語も慣れれば問題ないでしょう。
たくさん英語に触れ、発音に慣れ、英語自体に慣れていく方がよっぽど近道です。まずはたくさん英語を聞くことから始めましょう。
ひたすら英語を聞いて復習する
勉強方法は実際何でも良いですが、日常的に英語に触れていることがとても大切でしょう。
ラジオ番組でもいいでしょうし、英語のニュースでもいいでしょう。最初のうちは意味がとれなくても、繰り返し聞いていれば、音が取れるようになってきます。ただ、注意してもらいたいのが、聞き流しというのはやめましょう。しっかり音を集中して聞いて、考える方法でないと意味がありません。
意味が取れず、集中できないようであれば主要なニュースを聞くといいでしょう。日本語でもニュースは流れてますし、それと比較して「だいたい」で英語を聞くといいです。次第に細かいところも聞けるようになります。
そしてもう一つおすすめなのが、聞く練習をしながら「音読」することです。英字新聞でも子供ようの英語の本でも、英語の絵本でもなんでも良いので「音読」をしましょう。
音読で英単語を覚える大切さ
音読がなぜ大切かというと、英語を聞く際に英語の単語の意味と音をリンクさせなければ正しく理解できません。
例えば、「diarrhoea」という単語がありますが、これは「下痢」という意味です。字面だけで所見で読める人はそう多くないでしょう。ですが、音で覚えていれば、単語がかけなくても理解できます。
耳から聞こえた音と自分が知っている語彙とリンクさせれば、英語は聞けますから音で単語を覚えるというのはとても重要です。
難しい単語でも、音を聞いた時点で単語とリンクできなければその単語を「理解」してるとは言えないでしょう。究極を言えば、単語が書けなくても音と意味さえわかっていれば、英会話上では何も問題ありません。
書くことよりも音を覚えておいた方が実際の場面では役に立ちます。そういう意味でも、音から覚える音読での勉強をおすすめいたします。