TOEICの大量の英文を読みこなすために英語を英語で読む




TOEICは客観的な英語能力の数値として計るにはいい試験だと思いますし、企業等にとってもどれだけ英語への理解があるか?を相対的に計るいい指標だと思います。

 

英会話というとまた少しイコールというのには難しいかなと思う面もありますが、正しい英語を勉強していく中で必要な知識や語彙を得られるのでモチベーションを維持するのにも最適ではないでしょうか。

 

 

目次

TOEIC試験自体への慣れ

OLYMPUS DIGITAL CAMERATOEICは、英語の実力を測るテストですが、独特の出題スタイルのため、同程度の実力であっても、問題に慣れているか否かで、大きく差が出るテストだといえます。

関連リンク:TOEIC試験概要

 

そのため、TOEICの公式の問題集で、出題スタイルに慣れておくことが大前提です。試験が近い場合は、実践形式の問題集を時間を意識しながら解いておくといいでしょう。

 

全体的な長文の英語としてそれほど難易度は高くないのですが、平易な文章をたくさん読ませる、あるいは聴かせるのが特徴で、問題にもひっかけや分かりにくいものもありますので、問題の出し方にも意識して慣れておくことがおすすめです。

 

TOEICは時間との戦いとよく言われたりしますが、正にのんびりと受けていると、必ずといって良いほど時間が足りなくなってしまいますので、時間への意識と管理が必要です。

 

 

速くかつ正確に英語を読む

OLYMPUS DIGITAL CAMERA時間対策こそ一番というのは紹介させていただいた通りですが、対策としては、日ごろからあまり難しくないそこそこボリュームのある英文を出来うる限り速く読む、というトレーニングが必須になってきます。

 

また、二時間にも及ぶ長時間のテストで集中力を切らさないために、ある程度長い間、英文を集中してスピードをもって読む訓練が欠かせません。

 

そのためには、まず、返り読みをする癖をなくすことが大切です。普段から英文を読むとき、絶対に返り読みしないと決めて読むことが大切です。そのことが結果的に、英文を英文のまま理解することにつながります。

 

日本語に訳しながら、ときどき返り読みしている読み方では、TOEICの分量のある問題を全て解ききることは不可能。というより時間がなくなってしまいます。英文を呼んで日本語訳を頭で追いながら意味を取るというのではなく、英語を英語として理解するのが対策の一番です。

 

 

英語を理解する。英語を読む。

これもベルサイユ「英語を読める」というのは、英語を日本語に訳して読むことではありません。それは「英語を訳せる」ということであって、英語を読めるということは英語を英語のまま理解することです。

 

よく勘違いする人がいますが、TOEICにおいても「英語を読む」必要があります。時間的にも厳しい試験ですし、英文を誤読なく理解できる人というのは日本語にいちいち訳していません。英語のまま理解しています。

 

このことはTOEICに限らず、総合的な英語力をアップさせるためにとても大切ですし、英会話においても聞いた英語を訳さずに英語のまま理解するというのはとても大切なものになります。

 

この「英語で英語を理解する」というのは、今日やって明日できるというものでは当然ありません。語彙力も必要ですし、文法も必要です。そういった基礎的なチカラがあって訓練を重ねて初めて”理解”できるようになります。

 

英語限った話ではありませんが、日々の積み重ねが非常に大切です。また、スピードについては、時々ストップウォッチで時間を計り、一分間で何ワード読めたか、自分のスピードを把握しておき、少しでも速く読めるように意識することが大切です。

 

地道な勉強になりますが、一番の近道になります。無駄、無意味と思わず積み重ねていける人がTOEICの結果にも繋がるでしょう。