英会話の勉強と学生時代を振り返ってみて、しっかりと勉強してきた。言える人はどれくらいいるでしょうか。
外国の先生が英語を教えている学校も中にはあるみたいですが、多くの人がリスニング、ライティング、リーディングを勉強してきたのではないでしょうか。これらの勉強と実際に英語を”話す”ことは別物です。
もちろん、リスニングやリーディング等の基礎体力がなければ、英会話自体はできません。無理でしょう。ですが、英語を話すことは発音であったり、表現の仕方だったり、リスニングやリーディングだけやっていても十分とは言えない領域がどうしても出てきます。
目次
英語を話さなければならない環境
ここで、ひとつの例として知り合いの体験談をご紹介させて頂きます。
この方は、英語を使って仕事を使って仕事をしている人で、当時はそれはそれは四苦八苦したようですが、後に教えてくれたこととして、環境の大切さを話してくれました。
この人のお話をひとつのロールモデルとしてご紹介させて頂きたいと思います。
体験談
#37歳 男性の場合
わたしは典型的な受験英語世代です。就職して17年になりましたが入社当時はTOEICもリスニングがまったくといっていいほどわからず、恥ずかしい点数を取り続けました。
職場が最初は国内営業ということもあって全く英語も必要なく受験英語でさえもままならなくなっていたほどです。ところが5年前から宣伝広報部門に移り、海外とやりとりする必要性に迫られたのです。
今はテレビ会議システムがあるので時差さえクリアすればいくらでもコミュニケーションがとれます。さらに言語は基本英語です。最初は本当に困りました。資料の英語はなんとなく理解できるのですが全く会話がわからなのです。しかし、私に気を使ってか人数が少ないときはゆっくり話してくれるので徐々にニュアンスはわかるようになりました。
さらに私自身も片言で会話をしようとするとその片言のレベルにあわせて会話してくれることが多かったのです。そんな状態で半年も過ごしていると簡単な会話はわかるようになりました。
本来なら英会話学校にでも行けばよかったのでしょうがほぼ毎日海外とのやりとりがあったのでその必要もありませんでした。ただ、日常生活の中でも毎日朝30分の英語ニュースと映画を字幕スーパーで見ることだけは継続して頑張りました。とにかく実践が英会話上達の一番の手段だと思います。
これは、知り合いの方のエピソードになりますが、彼がいかに頑張ったか?というのは話を聞いていてもわかりました。
いくら、仕事で急にせまられて英語を勉強したとしても、当時は非常に大変だったと思います。ですが、この例をもって「英語を学ぶのは大変だった」ということを紹介したいわけではありません。
むしろ、英語は本人のやる気と意思でどうにでもなるということを理解していただきたいと思っています。
環境を変える。あるいは、自分を追い込んで「英語を絶対話せるようになる!」と決めて勉強に取り組めば、日本にいても、英語でコミュニケーションを取れるようになるということです。
それには、机での勉強だけでなく、実際に英語を使う。積極的に話してみる。という姿勢と意識が大切です。
英語の環境への自分の意識
英語を使えないと仕事になりらない状況・環境だったからこそ、英語の習得スピードが早かったというのもあるかもしれません。
しかし、環境自体を変えることは自分でもできます。必要に迫られて、強制的に。という環境の方が、理想的かもしれませんが、自分で「毎日30分は英語に触れる」というような小さな目標を立てることは個人レベルでも可能です。
もっと言えば、一週間のうち4回はオンライン英会話レッスンで英語を使って会話する。というような”会話”を目標にするのもいいでしょう。
日本で外国の方をそこらへんで掴まえて、英語を使ってみるなんて場面はそうそうありません。素直に英語を使うサービスを利用したほうが手っ取り早いです。
こういう環境や目標は、自分でつくれます。
守るか、しっかり達成するかは本人次第ですが、非常に大切なことです。
英語はついてくる
あなたの思いに比例して、実際に英語というのはついてくると思います。それだけ、英語のことを考え、英語を身近に置けば、自然と身についてきます。
もちろん、個人差はあるかと思いますが、日本語と同じで、上手い下手というよりかは「知っているか?」これに尽きると思います。自然と英語が出てくる。あるいは語彙がある。正しい発音を知っている。英会話においてはそんなものだと思います。
勉強する姿勢や意識で、英語はついてきますから、これから頑張ろうという方は、その気持ちを大切にコツコツ取り組んでみるといいと思います。
モチベーションが上がらないときは、目標を近くに置いて、少しづつ達成できるように工夫するのもひとつです。
英語を本当に話したいと思って、しっかり実行すれば、ちゃんと話せるようになります。
話せるようになるまでは、自分に甘い気持ちはなるべく押しのけて英語に慣れましょう。