【グローバル時代の英語】日本の労働への意識と海外の労働への意識の違い




海外と日本ではどれくらい労働への意識が異なっているのか。あるいは共通する分があるのか?という視点と違いを具体的に紹介していきますので、参考にしてみてください。

目次

日本の労働時間と海外の労働時間

よく比べられる話でもありますが、日本の平均労働時間と海外の労働時間でどのくらい違いがあるのかを示したグラフがコチラになります。

working-time

グラフを見ずともある程度想像できたかも知れませんが、日本の労働時間は海外からみても長いというのは言うまでもありません。

労働環境が悪く、拘束時間も長い日本の一部の企業のことをブラックブラックと最近呼ぶようになりましたが、全体からみても世界的にはまだ労働時間は長い方に日本は分類されるといってもいいでしょう。

 

労働生産性と賃金の関係

そんな労働時間の長い日本ですが、各国との比較は時間だけではありません。労働生産性(労働により生まれる価値)と賃金の関係はどうなっているのか見てみましょう。
roudouseisan

悲しい結果となっていますが、労働の生産力のある人がいたとしても、正当に評価されていない可能性があるというような結果となっています。

頑張った分だけ報酬として賃金が欲しいと思うのは自然なことですが、それがあまり実現できていない傾向にあると図からは言えるでしょう。

選択肢を持つと言うこと

日本の労働環境をネガティブに伝えたいだけでは全くありません。世界との指標の中で日本はどういった状況なのかを客観的数値をもってまず認識していただくのが最初です。

次に、選択肢として海外を捉えて欲しいのがこの記事の目的となります。日本での働き方が合わないかもしれないという人は、海外で働くという選択肢を持つもの良いでしょうし、将来海外で働きたいと思ったら、英会話や英語の勉強を始めればいいでしょう。

気をつけて頂きたいのは「ここ”だけ”」「ここ”しか”」というマインドです。より多くの選択肢や逃げ場があれば、過労で自分を追い詰めることもないかもしれませんし、よりいい条件へと転職できるかもしれません。

もちろん日本のも良い側面はいっぱいあります。なので、比べられる対象を持つことと自分の選択を限定しないこと。この部分は非常に大切なことになりますのでよく考えておきましょう。

ポイント
◆比較できる対象を知っておくこと
◆より多くの選択肢を持っていること
◆冷静に比べられること

これらが出来ればひとまず自分を守ることができるでしょう。選択肢を多く持つように心がけ、知恵をもっておくこと。これは非常に大切なことです。

 

海外という選択肢のための英会話

なにも無理して海外で働く必要はありませんし、過剰に海外での就労をすすめているわけではありません。ただし、選択肢を多く持てるということは、自分を守る意味でも可能性を探る意味でも大きな意味のあることです。

日本だけではなく、海外も仕事の舞台となれば、それなりのチャンスと可能性が増えます。対象の希望求人も数の絶対数としては増えてくるでしょう。その中で自分が取捨選択すればいいので、こういった選択肢が増えるというのはとても重要なことです。

ポイント

◆英語は世界への入り口

◆選択肢を増やすアドバンテージ

 

英語は最低限の準備をしたらとにかく場数を踏むのが一番

会社で英語を重視し出した時の私の体験談

#30代後半 男性

私は英会話がうまくなりたいと学生の時から思っていました。ですが当時の学校では英会話は挨拶程度しか実践はありません。基本はリーディングとラィティングで、文法や語法を間違えると減点されるシステムだったので、スピーキングはてんでダメでした。

しかし会社に入ってからは、仕事がどんどんグローバルになっていった流れがあり職場でも英語を重視するようになっていきましたし、競合相手の米国はもちろん。中国や台湾でも基本的には英語で戦っていたので英語のできない自分は危機感しかありませんでした。

難しい話になれば、英語が堪能な営業マンがついて来てくれますが、ひとりきりになることもしばしばあったりして、一緒に食事をするときには、片言でも何か話題を作って英語で話をしなければなりません。食事をしながら頭の中では次には何をしゃべろうか?発音もなかなか聞き取れず、霧の中を手探りで歩いていく様な気分でした。

飛行機のエンジントラブルで米国の田舎町に取り残されたこともあり、本当に不安でどうしようか胃が痛くなりましたが、もう必死になんとか伝えようとしていました。冷淡な飛行機会社の受付嬢の対応に困って、タクシー売り場の近くにいた親切な米国人のおばあさんに片言でこちらの状況を伝えて、受付嬢に交渉してもらうという情けなさ。翌日の飛行機の手配、その日宿泊するホテルの手配もできた時はホッとしました。

私はそんな情けない経験をちょっとづつしていって徐々に英語力もついてきたのか最低限聞き取れて、何とかなるようになっていきました。こういった経験を踏まえ思うのは、とにかく場数を踏むのが一番ではないかと個人的には思います。

 

osusumeonline osusumeresson